最近、兄がブログで兄弟をネタにしているので、もしよかったら一読してください。自分としては半分忘れていたり、納得いかないこともありますが、なかなか面白いので是非!(6タイトルあります。)


新モスマン



ちなみに兄について一つ書くとしたら、忘れられない思い出が一つあります。あれは確か自分が幼稚園で兄が小学生だった頃だと思います。

その頃、わが家では年に数回母方の実家の畑仕事を手伝っていました。手伝いといっても幼い兄弟はまったく戦力になってなかったと思いますが、自分たちなりに必死で手伝っていました。その日は確か暑い真夏の日だったと思いますが、家族総出で草刈の手伝いをしました。草刈機もありましたが、幼い2人には鎌が渡されました。兄弟は大人の草刈を見よう見まねで仕事をしていましたが、なにせ力が無いのでうまく刈れません。

そこで美しき兄弟は協力することにしたのです。多分兄の提案だったと思いますが、一人が草をしっかり抑え、もう一人が鎌で刈るという連携プレイをすることにしました。鎌は包丁と同じように引くことによって切れますが、兄は力の無さと鎌の使い方を知らないことから、オノと同じように振りかざして強引に刈っていました。

途中で兄の顔が急に青ざめたのです。自分は何が起こったのか始めは理解できませんでした。しかし目の前の自分の手を見ると、血がドクドクと出ているのです。ここまでくれば分かると思いますが、兄が鎌で自分の手を刺したのです。多分神経まで達していたので痛みはありませんでしたが、大量の血にびっくりして大泣きをしたのを覚えています。その時に医者に行って縫ってもらえば良かったのですが、祖父の指が動くから大丈夫の一言により家で止血をしたため、今でも左手には傷が残っています。 

兄ブログ風に言えば、農家の鎌はよく研いであるので大変鋭いこと、鎌は引くものという文明の利器の使い方をこの事件で兄者は覚えたのです。

三兄弟もいればネタが絶えない家庭になるということは、間違いありません。