岩手へ行く。

先週から今週にかけて4泊5日の東北大震災のボランティア活動に行ってきました。岩手県遠野市に事務所があり、被災地へ移動図書館のボランティアを行う団体に、友人が働いていることもありお世話になりました。そのお手伝いをするため、その友人と二人で岩手まで行ってきました。自分自身の感想等をうまくまとまらないと思うので、時系列で書きたいと思います。

一日目
仕事を終えて、早めに就寝。午前1時30分に上田を出発。たわいもないことを話ながら順調に来ていたが、福島県で二人とも眠気に誘われ1時間ほど休憩。隣の友人が3分で大いびきをかき始めたので、一睡もできず。爽やかな顔で言われた「寝れた!?」に殺意を覚える。岩手が目的地だが、宮城の沿岸部も見たいと思い、宮城でインターを降りる。地元の市町村に届け出していたので、その間の高速道路代は免除になる。現地の方々とボランティアの車両は免除なので、それをチェックするレーンが混んでいた。ETCレーンにはまったく来ない。はじめに被災地に入ったのが気仙沼。息を飲む被害のひどさ。内陸部から入っているので、沿岸部にいけばいくほど、被害が深刻になっていく。まだまだ瓦礫の山、道路はでこぼこ、もちろん人が住めるような状況では無い。工事関係者がいっぱいいるのか、人は結構いる感じがした。気仙沼から岩手の遠野までは道に迷い、沿岸部をずっと走る。沿岸部といっても、隣町まで峠のような道を行くと次の集落に着くといった道の繰り返しだった。少し高い場所では被害が見えない。沿岸部に近づくとひどい被害の繰り返し。これが大なり小なり400キロ続いていると思うと想像を絶する。12時近くやっと岩手県遠野市のボランティア団体事務所に到着。遠野市は沿岸部より1時間ほど内陸部に入っているので、津波の影響はない。だた地震の影響で道がかなり工事中になっていた。休憩もいれれば11時間以上・・・。普通に行けば7時間ぐらいらしい。到着すると4名のスタッフと1名のボランティアが迎え入れてくれた。この事務所は出張ベースのスタッフがあと一人と今回同行してくれた友人が当分こちらに駐在するというこで、6人で行っている事務所。まず昼食をとってから5時15分まで本の整理。寄贈された本にバーコードを貼り、それをパソコン入力。終えた本はジャンルごとに本棚に陳列。これがこの事務所での平日、ボランティアの作業。一見地味に見える作業だが、様々な本があってなかなか楽しい。単純作業が比較的好きなので、もくもくと仕事を行う。その夜、放射能温泉というところにいく。このご時世にとは思ったが、地元ではかなりの効能がある有名な温泉らしい。確かにお湯はよかったと思う。長距離ドライブと少ない睡眠時間でその夜はばたんきゅー。宿泊施設はこの団体事務所の2階で雑魚寝だが快適に過ごさせていただいた