アメリカ国債の事件

今日職場の人が面白いことを話していました。今日まで知りませんでしたがこのニュースのことです。題名はかたいですが、中身はゴシップのような内容です。

要約すると、日本人2人が13兆円の無届の米国債を手荷物で持って、イタリアからスイスに行く陸路で、税関に引っかかり逮捕されたという事件です。ざっとニュースを見てみましたが、現在この国債が本物か偽者か調査中だそうです。

職場の人曰く、これがもし本物であれば大スキャンダルになるだろうとのことです。本物と仮定すると、まず13兆円という桁違いの金額を、正規の方法で移動させないのは、政府以外ありえないとのことです。ですので捕まった2人は政府関係者であると。また何に使うお金かは分からないが、スイスで換金しようとしたことを考えると、世間には秘密にしなければならないお金であるだろうとのことです。スイスの金融機関はよく映画で出てくるように、取引情報を厳守するからです。よってこの13兆円の使い道をめぐって大スキャンダルになる可能性があるということです。

彼の推測は続きます。今後どのようにイタリア警察が発表するかは分からないが、金額があまりにも大き過ぎるので、多分これは本物だろうと。またニュースでは税関でかばんの2重底が発見されたとのことですがこれがおかしいとも言っていました。スイスはEUではありませんが、条約を結んでいて旅行者に対しては、簡略的な検査で終るそうです。たぶんこの税関は、なんらかの情報で彼らが来るのを知っていたのではないかと。

もしこれが本物だとすると無断で持ち込んだ額面の40%を違反金で取られるそうです。ということは罰金約5200億円がイタリア政府に転がり込みます。もし彼の意見が真実であれば、日本の税金から5200億円をイタリアに無償であげるということになります。

完全に映画や小説の世界のようで、半信半疑ですが、毎日億単位の数字がコンピューター上で行き交うのを見ていて、リアルに紙の国債を持って国境を越えていく姿を想像すると、こっちの方がバーチャルな世界に感じてしまいます。