ばあちゃん

今週からお休み期間に入り、渡米するまでゆっくり荷造りや身の回りの整理をできるかと思いきや、細かいもの含めて用事がぼろぼろでてくるので、毎日あわただしく動いています。

今日も朝からせかせか動き、外から帰ってきたのでばあちゃん家に顔をだしました。ばあちゃんの家はうちから離れのように建っていて、お互いの台所で繋がっています。いつものように台所から入っていくと、台所の流し場から茶の間にむかってポタポタと血が垂れていました。

ばあちゃんは今年で92歳という御高齢で、その年齢にしては元気なのだろうが、やはり多少なりとも周りが手伝わないと生活できない感じです。しかしこれは体の話で、頭の回転は良く、お金を自分で管理しているくらいしっかりしています。仕事柄いろいろなお年寄りを見て、お金の管理ができる人は色々な面できちんとしていて、もちろんボケていないです。うちのばあちゃんは5年くらい前は身体ともに本当に元気でした。もちろん自分のことはすべて自分でやっていました。

約5年前ちょうど自分は就職活動をしていて、地元に帰るか都心に残って仕事をするか迷っていました。その時期にばあちゃんは転んで頭を打つ怪我をしました。その影響で脳内で内出血し、脳を圧迫したことにより、一時的に認知症のような状態になりました。今まで元気だった人が急に介護とかを考えさせる存在になりました。その時、兄弟が実家にだれもいない状況だったので、自分は家族を考えるうえでは地元に戻った方がいいのかなと思ったことを覚えています。

話がそれましたが、帰ってきて血が点々と垂れているのを発見して本当にびっくりしました。なにかの病気で吐血したのか、それとも物騒な世の中なのでだれかが侵入してきたのか・・・など一瞬脳裏に浮かびました。茶の間に行くと頭をタオルでおさえ血だらけのばあちゃんが椅子に座っていました。聞けば転んで机に頭を打ち出血したらしいのです。すぐにばあちゃんから連絡をうけた母親も出先から帰ってきて、病院に連れていったら5針を縫う傷でした。内出血もせず、意識もしっかりしているので、一安心といったところです。

渡米をあさってに控えているので、また実家には兄弟がだれもいない状態になります。そういう状況があり5年前のことも思い出しました。ふとばあちゃんのこの2回の怪我は自作自演ではないかと思いました。どちらかというとばあちゃん子だった自分は、昔からよくしてもらいました。今回も約2ヶ月前から会うたびに居なくなるのは寂しい、寂しいと言ってくれます。彼女だってそんなには言ってくれません。自分を渡米させないための自作自演ではないかと。そんな冗談を言ったら家族の非難の的になると思うので口にはだしませんが・・・。
今回はそれによってなにかを決断する要因になるわけではありませんが、考えさせられるわが家の事件でした。

このブログでパソコンを荷物の中に入れるので、これが日本で一応最後のブログになりました。またあちらの近況もちょこちょこ書いていきたいと思います。この1ヶ月間ぐらい、家族、友達、職場から留学の激励会をやってもらい、また激励の言葉をもらい自分でも徐々に実感が増してきたといった感じです。正直なところアメリカに行くことに対してはあまり不安はなくワクワク、ドキドキといった感じです。

多くの時間、お金、まっ様々なことを消費し、自分のためだけの知識や経験、今後の進路に大きく還元できることは今後少ないと思います。こんな機会を無駄にせず、良い留学生活を送ってきたいと思います。

それではいってきます〜。



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